WordPressは、ブログやお店のウェブサイトを自分で作りたいけど、難しそうだと感じている人や、パソコンとスマホで別々にサイトを作るのが大変だと思っている人、またはかっこいいサイトや自分のブログを始めたいと思っている人にピッタリのツールです。
趣味のサイトや副業、ビジネス用のプロフェッショナルなサイトも、コストを抑えて簡単に始めることができます。今が始めるチャンスですよ。
WordPressとは?メリットは?
PHPというプログラミング言語で作られており、誰でも使えるように公開されています。世界中の多くのウェブサイトがWordPressを使って作られていて、その使いやすさから最も人気のあるツールと言ってもいいでしょう。
このツールの特徴は、無料でありながら多くの便利な機能を持っていることです。
更新や改善が定期的に行われ、日本語にも対応しています。また、どんなデバイスでもきれいに表示されるように自動で調整されます。デザインを変えたい時は、テーマを変更するだけで簡単にでき、追加機能が欲しい時はプラグインをインストールすることで対応できます。さらに、検索エンジンで上位に表示されやすいように設計されています。
以前は、ウェブサイトを作るのに高い費用や専門的な技術、デザインスキル、検索エンジン対策など、多くの障害がありましたが、WordPressを使えばこれらの問題を無料で解決できるようになりました。複雑なプログラミング知識がなくても、簡単にブログやウェブサイトを始めることができます。
デメリットも知っておく
WordPressはたくさんの良い点がありますが、いくつか注意すべき点もあります。ウェブサイトやブログを始める前に、WordPressで何ができるか、また何が難しいかを知っておくことが重要です。
主な注意点
特に気をつけておきたいポイントをまとめています。
- 無料なので、個別のサポートは期待できません
- カスタマイズをしたい場合、プログラミング知識が必要な場合あり
- ウェブサイトの更新やメンテナンスは自分で行う必要あり
- ウェブサイトをスマートフォンだけで作るのは少し難しい
- 多くのプラグインを使うと、ウェブサイトが重くなる
- たくさんのユーザーがいるため、セキュリティに注意が必要
WordPressを使ったブログやウェブサイトは、自らで行う定期的な更新やメンテナンスが必要などデメリットはありますが、メリットはそれらのデメリットを大きく上回ります。始める前にこれらの点を理解しておくと、よりスムーズに始められるでしょう。
ワードプレス初期各種設定
利用するレンタルサーバーによって、「簡単インストール」機能がありますので、各社のマニュアルをご覧ください。当ページではWordPressインストール後に行う初期設定の流れについて説明します。
ワードプレス管理画面の概要
新しいドメインにインストールしたWordPress管理画面を開いて、ログインします。
WordPress管理画面アドレスは、レンタルサーバー管理画面にURLが掲載されているか、もし掲載されていなければ「http(s)://ドメイン名/wp-login.php」にアクセスすれば表示されます。
インストール時に設定した「ユーザーID」「パスワード」を入力し、「ログイン」をクリック・タップします。
ログイン後に表示される初期画面です。
「ダッシュボード」と言い、WordPressの初期設定や各種設定、インストール作業などをこの画面の左サイドバーやヘッダーメニューから行います。
ダッシュボード「管理画面」から公開サイトへ移動、また公開サイトからダッシュボード「管理画面」に戻るには、ヘッダーメニューのサイト名にマウスを移動すると、プルダウンメニューが表示されますので、それぞれ「サイトを表示」「ダッシュボード」をクリックすることで移動ができます。
ワードプレスの初期設定などを行う「設定」、サイトデザインを決めるテーマをインストールするなど「外観」、機能追加するプラグインをインストール・設定する「プラグイン」など、主な作業は左側サイドメニューで行います。
メニューがたくさんあって最初は難しそうに見えますが、使うメニューは限られていますし、慣れれば簡単に操作ができるようになりますので安心してください。
ワードプレスの初期設定
それでは、ワードプレスの初期設定を行います。左サイドメニュー「設定」→「一般」をクリックします。
特に重要な設定は、「サイトのタイトル」「キャッチフレーズ」(20文字程度)です。検索エンジン対策にもなりますので、重要なキーワードを入れ込んで、じっくり考えて作成するようにしましょう。
管理画面のSSL化については、WordPress アドレス (URL)・サイトアドレス (URL)がhttpであれば、httpsに変更・保存して対応することも出来ます。
レンタルサーバー側の管理画面でできる場合もありますので、契約するレンタルサーバー次第で操作をするかしないか決めてください。
次に「表示設定」を行います。
重要な設定は「ホームページの表示」で、最初にサイトにアクセスしたときに表示するページを決定します。利用するテーマによっては、ここを指定のページにしないと表示されない場合がありますので注意しましょう。
そして、サイトを構築中で検索エンジンにまだ登録したくないときは、「検索エンジンでの表示」にチェックを入れて、登録させないようにします。ただ、この設定は検索エンジン側が判断しますので、100%登録されないことを保証するものではありません。
そして「ディスカッション」設定を確認します。
サイト訪問者のコメントを受け付けるかどうかを決められますので、コメントが不要なサイトはチェックを外して保存してください。
投稿した記事のアドレスを設定する「パーマリンク」設定を行います。
デフォルトでは、「カスタム構造」になっていますが、任意のパーマリンク構造に変更して保存します。一般的には、投稿記事のタイトルがそのままサイトアドレスになる「投稿名」設定のケースが多く見受けられます。
投稿記事名・タイトルを日本語で作成した場合は、サイトアドレスもそのまま日本語となりますので、手作業で英数字に変更することが必要です。
この「設定」については以上ですが、設定項目は多岐に渡りますのでニーズや利用するテーマに応じて変更作業を行ってください。
ユーザー設定を行う
初期設定では、ログイン時に使用するユーザー名が、そのまま投稿記事などに表示されるなどセキュリティ上の問題があります。ユーザー設定で、表示されるユーザー名を変更する作業を行いましょう。
ワードプレス管理画面の左側サイドメニュー「ユーザー」→ユーザー名をクリックします。
個別のユーザー画面が開きますので、ユーザー(表示)名変更を行います。
「ニックネーム(必須)」欄に、新しいユーザー(表示)名を入力します。この例では“管理人”としています。
今回入力した“管理人”が「ブログ上の表示名」メニューから選べるようになりますので、選択して「プロフィールを更新」します。
これで今回設定したニックネームが、投稿記事や管理画面のヘッダーにユーザー名として表示されます。
なお、この設定ではユーザー表示名のみを変更できますが、ユーザー名自体を変更することはできません。ユーザー名自体を変えたいときは、新規でユーザーを作成し現在のユーザーを削除することとなります。
まとめ
WordPressの初期設定について、図を交えて解説しました。
続いて「WordPressの始め方2」では、ワードプレステーマとプラグインインストール作業を説明します。