ブログやホームページを始めたいけど、専門的な言葉が何を言っているのかわからなくて・・・ということはありませんか?このページでは、ブログを始める前に知っておきたい言葉や、レンタルサーバーを契約する前にチェックしておきたい項目について、分かりやすく解説します。
レンタルサーバーとは?
まず最初に「レンタルサーバー」について知っておきましょう。
想像してみてください。あなたがカフェを開きたいと思ったとき、そのカフェをどこかに建てる必要がありますよね?
でも、最初から土地を買って建物を建てるのは大変です。そこで、既にある建物の一部を借りて、その中にカフェを開くことにしました。このとき、建物のオーナーが提供するスペースが「レンタルサーバー」、そしてその中に作るカフェが「あなたのウェブサイト」と考えることができます。
レンタルサーバーを利用することで、インターネット上に自分だけの「場所」を持つことができます。そして、その場所には自分のウェブサイトを設置して、世界中の人々にアクセスしてもらうことが可能になります。
レンタルサーバーにはさまざまな種類があり、提供されるスペースの大きさや、使える機能、速度などが異なります。例えば、小さなブログを運営するだけなら小さなスペースで十分ですが、大きなオンラインショップを開く場合はもっと大きなスペースや、高速で安定したサービスが必要になります。
また、レンタルサーバーを選ぶときには、セキュリティやサポート体制も重要なポイントです。自分のウェブサイトを安全に運営し続けるためには、信頼できるサービスを選ぶことが大切です。
要するに、レンタルサーバーとは、インターネット上で自分のウェブサイトを開設・運営するための「土地」を借りるサービスのこと。自分に合ったサービスを選ぶことで、誰でも簡単にウェブサイトを持つことができるようになります。
ドメイン名
ドメイン名は、ブログ・ウェブサイトのアドレスの一部で、インターネット上でのサイトの名前です。例えば、「www.example.com」の「example.com」がドメイン名になります。この名前は世界で自分だけのオリジナルで、自分のサイト独自のものとなります。ドメイン名は、訪問者がサイトを見つけやすくするために、覚えやすく、ブランドに合ったものを選ぶことが大切です。
ホスティング
ホスティングは、あなたのウェブサイトのファイルを保存し、インターネット上でアクセス可能にするサービスです。レンタルサーバーはこのホスティングサービスの一種で、サイトのデータを物理的または仮想のサーバー上に置き、世界中からアクセスできるようにします。ホスティングサービスを選ぶ際は、サポートの質、稼働時間や拡張性などを考慮する必要があります。
CMS(コンテンツ管理システム)
CMS(シーエムエス)は「Contents Management System」の略で、ウェブサイトのコンテンツを簡単に管理、公開できるソフトウェアのことです。代表的なCMSのWordPressを使用すると、プログラミングの知識がなくても、ブログ内のテキストや画像の更新、ページの追加などが簡単にできます。初心者にとっては、CMSの選択がサイト運営の効率化に大きく寄与します。
WordPress(ワードプレス)
WordPressは、世界中で最も人気のあるホームページ作成ツールです。ブログから企業サイト、オンラインショップまで、さまざまな種類のサイトを作ることができます。
その人気の理由は、プログラミングの知識がなくても直感的にサイトを作成・管理できる点にあります。また、無料で利用できる点も魅力の一つです。 さらにWordPressでは、豊富な「プラグイン」と呼ばれる拡張機能を使って、サイトの機能をカスタマイズすることも可能です。
WordPressテーマ
WordPressテーマは、サイトのデザインやレイアウトを決定するためのテンプレートです。テーマを変更するだけで、サイトの見た目を簡単に一新することができます。
国内・海外含めて数千種類のテーマがあり、ビジネス、ブログ、ポートフォリオなど、目的に応じたデザインを選ぶことができます。 そしてテーマには無料のものと有料のものがあり、初心者の方でも無料テーマだけで十分魅力的なサイトを作ることができますし、有料テーマではより専門的なデザインやカスタマイズオプションが豊富な傾向があります。
テーマはWordPressの管理画面から簡単にインストール・変更ができ、コーディング知識がなくても直感的にデザインの調整が行えます。 WordPressとWordPressテーマを活用することで、初心者でもプロフェッショナルなサイトを手軽に作成できますので、自分のサイトに合ったテーマを選んで、オリジナルのブログ・ホームページを作ってみましょう。
レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインは、ウェブサイトが様々なデバイス(PC、タブレット、スマートフォンなど)で適切に表示されるようにするデザインのことです。ユーザーがどのデバイスを使用していても快適にサイトを閲覧できるようにするため、現代のウェブサイトには欠かせない要素です。
それでは次の項目から、レンタルサーバーを選ぶ時の目印になるハードウェア関連・性能についての専門用語です。
ストレージ
ストレージは、ホームページのデータを保存する場所のことです。写真やテキストなど、サイトに載せるあらゆる情報をここに置きます。大きなストレージがあれば、たくさんの情報を保存できるので、サイトを充実させることができます。
SSD
SSDは「Solid State Drive」(ソリッドステートドライブ)の略で、データを保存する装置の一種で、従来のHDDよりも速くデータにアクセスできます。これがサーバーに使われていると、訪れた人がサイトをスムーズに見ることができ、快適な閲覧体験を提供できます。
メモリ
メモリは、コンピューターが作業をするときに一時的に情報を保持する場所です。例えば、ホームページを見るとき、そのページの内容は一時的にメモリに保存されます。メモリが多いほど、同時に多くの作業をスムーズに行うことができます。ホームページで言えば、たくさんの人が同時に訪れても、ページの表示が速くなります。
CPU
CPUは「Central Processing Unit」(中央演算処理装置)の略、コンピューターの「頭脳」とも言える部分で、計算や命令の処理を行います。ホームページの動作、例えばページを開いたり、フォームに入力したりするときの処理速度は、CPUの性能に大きく依存します。CPUが高性能だと、サイトの動作が速く、訪問者に快適な体験を提供できます。
データ送信量無制限
データ送信量無制限とは、サイトから訪問者に送ることができるデータの量に制限がないことを意味します。たくさんの人が同時にサイトを見ても、ページの表示が遅くなったり、追加料金が発生したりする心配がありません。サイトを大きく成長させたいときにとても便利です。
SSL
SSLは「Secure Sockets Layer」の略で、インターネット上で情報を安全に送るための技術です。例えば、ネットショッピングで住所やクレジットカード番号を入力するとき、SSLがあると、その情報が暗号化されて安全に送られます。ホームページにSSLがあると、訪れる人は安心して情報を入力できます。
DNS
DNSは「Domain Name System」の略で、インターネット上の住所のようなものです。人間はウェブサイトの名前(例:www.example.com)を覚えますが、コンピューターは数字の羅列であるIPアドレス(例:192.0.3.4)でサイトを識別します。DNSは、人間が覚えやすいウェブサイトの名前を、コンピューターが理解できるIPアドレスに変換する役割を持っています。これにより、私たちはウェブサイトの名前を入力するだけで、正しいサイトに簡単にアクセスできます。
バックアップ
バックアップは、データの安全性を確保するために重要です。サイトのデータを定期的に別の場所にコピーしておくことで、何か問題が発生した場合に元の状態に復元できます。レンタルサーバーを選ぶ際には、自動バックアップ機能があるかどうかを確認しましょう。
セキュリティ & ファイアウォール
ファイアウォールやセキュリティ対策は、ウェブサイトを不正アクセスやマルウェアから守るために必要です。レンタルサーバーには、これらのセキュリティ対策が施されていることが多いですが、自分のサイトでも追加のセキュリティプラグインを導入することを検討しましょう。
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ブログを始める時、最初に借りたいレンタルサーバーをまとめています。
まとめ
レンタルサーバーを選ぶ時に必要な専門用語を分かりやすく解説しました。
ちょっと難しく聞こえる言葉もありますが、少しづつ覚えていけば自分に合うレンタルサーバーの選定に必ず役立つ知識となります。
いいレンタルサーバー選びは、ブログをより広く知ってもらうために欠かせない条件になりますので、ぜひ活用してください。